緩和医療を受ける患者の摂食状況に合わせた食事や栄養補助食品の提供・提案を行います

緩和医療を受けている患者の多くには栄養障害がみられます。栄養障害は免疫機能の低下などをもたらすため、栄養を改善する必要があります。

入院患者の場合はには、NST(Nutrition Support Team)などにおいて、患者の栄養アセスメントを実施し、その改善について検討を行います。

栄養士は、患者の摂食状況や口腔状況、嚥下機能に合わせた食事形態、嗜好に会わせた食事や栄養補助食品の提供や提案を行います。

経口摂取による誤嚥性肺炎などのリスクが高まったときに、患者や家族が経管栄養(PEG)を望まない場合は、傾向摂取を継続することになります。栄養士は患者の状況に合わせて、患者のQOLを高める食事内容や食事形態などを検討します。そして、その際には他職種からの摂食・嚥下の状態や服薬の副作用などの情報が重要となります。

病院での食事を在宅でも継続できるように、病院栄養士は患者家族へ十分な説明を行います。また、このときに退院後の生活をサポートする訪問看護師やケアマネージャー者などにも食事に関する情報を伝えておくことが重要です。

また、退院後に訪問栄養士が介入できない場合には在宅療養中の嚥下機能の低下などの摂食状況の変化の際に、在宅療養を支える医療・福祉職が病院栄養士に相談できるように、退院後のスタッフとの連携も必要となります。